司法書士の資格があると、一般企業の法務部に就職できる?

こんにちは、司法書士のかなです。

今日は、

「司法書士の資格があると、

一般企業の法務部に就職できるのか?」

ということについて話していきます。

司法書士の就職先の選択肢とは?

司法書士の資格を取得した後の働き方について、

どんなイメージを持っていますか?

 

一番多いのは

司法書士事務所に就職、

その後は独立を目指す

というパターンだと思います。

 

でも、本当に就職や独立ができるのか、

他に働き方の選択肢はないのか、

と不安になることもあると思います。

 

実は、司法書士の資格があれば、

一般企業の法務部への就職にも有利に働きます。

 

また、学生時代や卒業後

早い段階で司法書士の資格を取得した場合は、

資格を持った状態で新卒採用や第2新卒採用を受けることも可能です。

 

ということで今日は、

一般企業への入社を目指す場合に、

司法書士資格があるとどれくらい

有利になるのかについて考えてみましょう。

 

一般企業の法務部で求められるスキル

 

一般企業の法務部では、

契約や紛争・訴訟など顧客とのやり取りに

関することから、

 

企業の運営に関わる事、

法律に関わる社内相談など、

幅広い業務を扱います。

 

幅広い法律知識はもちろんの事、

それを企業の利益に結び付けるためのバランス感覚も求められます。

また、海外の企業とのやり取りのため、

契約書面の翻訳など英語力を求められることも多いです。

 

一般企業の新卒採用の場合では、

もちろんそれまでの職務経験はないわけですから、

これらのスキルを身につける素養があるかどうかを評価して法務部へ配属します。

 

「法学部卒業ってだけで

ちゃんと勉強したことないのに、

法務部へ配属されたんです( ;∀;)」

なんて後輩が言っていたのを

聞いたことがあります。

 

一方、中途採用では、

基本的には同種の業務経験を

ある程度持つ即戦力を採用します。

 

とはいえ私自身は

大学卒業後司法書士事務所での勤務経験しかなく、

TOEICも受けたことが無いという状態で、

ある上場企業の法務部の中途採用試験を受け、

内定をもらったことがあります。

 

20代ということで今後の伸びに

期待してもらった部分もありますが、

やはり司法書士の資格は法律知識や

その方面への素養をアピールするのに大いに役立ちました。

 

どんな企業なら合格しやすい?

さて、先ほど私はとある企業の法務部から

内定をもらったと言いましたが、

その企業はいわゆる有名企業ではありませんでした。

 

有名企業・大手企業は

中途採用でも競争率が高く、

弁護士資格を持つ人、英語に強い人なども

多く受験しますので、

なかなか司法書士の資格だけで戦うのは厳しいと言えます。 

 

一方で、準大手企業やベンチャー企業などは、

狙い目と言えます。

私の場合は

一般的な司法書士事務所での経験しか

ありませんでしたが、

 

ある程度法律に詳しく、

契約書面も読める、

ということで評価してもらえたようです。

 

この際に気を付けたいのは、

かならずと言っていいほど、

「司法書士なら独立もできるのに、

なぜうちの企業へ来たいのか?」と

聞かれることです。

 

ここで躊躇しないよう、

志望動機はしっかり考えておきましょう。

 

超難関企業に合格するためには

例えばトヨタ、デンソーなどといった有名企業は、

私の場合エントリーの時点で落ちてしまいました。

 

この原因は、やはり英語が

旅行会話程度しか出来なかったこと、

そして法務部の仕事に通じる

実務経験が少なかったことが挙げられると思います。

 

例えば弁護士事務所で企業法務部とのやり取りを

バリバリやっていた人なども受験しますので、

かなり競争率は高いです。

 

英語やその他言語がビジネスレベルでできるなどの

アピールポイントが無い場合は、

司法書士資格を取得後、

企業法務専門の司法書士事務所で経験を積むのがおすすめです。

 

また、弁護士資格と比べて若いうちに取りやすいことも

司法書士資格の魅力です。

今は新卒であることにそれほどこだわらない企業が増えています。

 

20代で企業を受験すれば、伸びしろがあり、

給与をそれほど高くないということで採用されやすいと言えるでしょう。

 

まとめ

私自身が企業の法務部を受験して感じたのは、

法務部に勤めている人は司法書士試験の難しさを

よくわかっているということです。

 

法務部に勤めている方が、力試しで受けるも、

なかなか合格できない、という実態があるようです。

 

実務経験がそれほどない状態でも、

法律知識や素養をアピールすることが出来ますし、

資格の力を大いに感じました。

 

企業の法務部で働いてみたいという人は、

司法書士資格を取得してから

挑戦するのも選択肢の一つかもしれませんね。

 

ではでは!

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私は23歳のときに司法書士試験に合格し、
29歳で独立開業し
3か月で月収100万円を達成しました

でも、司法書士試験受験1年目はダメダメで
全然勉強する気が起きず、
ずっと漫画を読んでサボってしまいました。
試験当日も記述の答案は白紙で提出・・・
そんな怠け者の私が、

「効率の良い勉強法」を開発し、
1年間勉強したところ、
学校やバイト、旅行なども行きながら
見事司法書士試験に上位合格!

そんな私が司法書士受験時代にやっていた勉強の秘訣や、
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