司法書士の一日

こんにちは、司法書士のかなです。

司法書士って1日何してるの?っていうことについて書いていきます。

 

なんでこの話をしようかと思ったかというと、

司法書士連合会や資格試験予備校のホームページに書いてある、

「司法書士の一日」を受験時代を読んで、

本当かな?って疑問に思っていたからです。

 

そういう公式の場に書かれている情報って、

「嘘じゃないけど本当じゃない」

ってことがあると思うんですよね。

 

私は、過去3つの司法書士事務所に勤めてました。

現在は司法書士事務所を独立開業をしています。

これは実際にあった1日ですが、
司法書士の1日がどんな感じなのか?
想像しながら読んでいただけると
やる気が出ると思います。
それでは、スタート。

不動産決済がある日の司法書士の一日のスケジュール

 

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朝8時、
自然に目さめる。
ゆっくりと体を起こし、
スマホに目をやると、
何人かからメッセージが来ていた。
1人は起業家仲間、
1人は地元の友達、
1人は趣味仲間。
あとグループラインがチラチラ動いていた。
少し眠いけど、
起き上がった。
朝は、ネスプレッソのコーヒーを飲む。
付属のエアロチーノという機械で、
フォームミルクを作ってカプチーノを作るのにハマっている。
スタバより美味しいかも?笑
朝食は、
目玉焼きと、
大根とお揚げの味噌汁と、
あとはお客さんにもらった
ワラビを煮たもの。
お客さんは差し入れをくれる人が多い。
甘いものをくれ人が多いな。
地元のお菓子に詳しくなったかも。
イノシシの肉をもらった時は困ったw
顔を洗って、
髪を整えて
お化粧をして、
着替えて出発
8時50分に
事務所に到着。
先に事務の女の子が
事務所の掃除を完了してくれている。
事務さんが来てから、
事務所が劇的に整理された。
本当に助かっている。
朝1日の流れを確認。
事務さんには隣の市へ
評価証明書を取得に行ってもらう。
今日は10時に決済が1件。
行く前に、権利状況が変わっていないか、
ネットで、不動産登記簿を取得し、
確認。
これがネットで確認できなかった時は
業務大変だっただろうなーなんて考える。
登記の押印書類と請求書
が正しいかどうか再度確認。
お客さんの名前も再確認。
「買主 〇〇さん
 売主 △△さん」
と声に出して覚える。
・ボールペン
・朱肉と印鑑マット、
・ティッシュ
・何かあった時のための委任状一式、
(急に住所変更が判明した時とかに使える。)
・お釣りセット
・名刺、名刺入れ
・ホチキス
必要なものがちゃんとあるか?確認。
決済のたびにやるけど、
毎回やってるのに、
何かしら抜けてるものを発見したり、
書類でちょっと間違ってるの発見したり。
事前チェックって大事なんだよなー
そして、決済の場所へ15分くらい前に
着くように移動。

 

不動産決済とは、不動産を売買するときに、

売主/買主/不動産仲介業者/銀行担当者(ローンを組む場合)

が一同に会し、

契約書に捺印したり、

売買代金の支払いをするのですが、

その際、権利書等登記に必要な書類を当事者から司法書士が預かる、

という、イベントがあります。

 

それが司法書士の大きな仕事の1つなのですが、

これがあると、銀行や不動産会社などに出向くことが多いです。

 

私も1日3件の決済に行ったことがあります。

都会だと移動が電車のことが多いため時間に間に合うように経路確認が必須です。

 

銀行でお金の送金が完了するまで、

30分~2時間くらい時間がかかるので、

次の予定があるとそわそわしてしまいます。

 

現在地方に事務所を構えており、

出向く先が基本、近所の車移動なので

都会で働いていた時に比べてそこまで時間を気にしなくなった気がします。

11時 事務所に戻る。

事務所に戻ってから、申請書を組み立てます。

 

お客さんにもらった書類と、

司法書士が作成した申請書をホチキスで組み合わせたり、

印鑑を押したりします。

 

12時~13時 お昼休み

ランチを食べに行ったり、お弁当持って来たり、最近は事務所で軽いごはんを作ることもあります。

13時 不動産登記書類を法務局に持っていく

その書類をもって、法務局へ行きます。

オンラインでも申請できますが、

結局郵送しなくてはいけない書類があるので、

近くの法務局の場合は直接持って行っています。

 

法務局への申請は、補助者がいれば頼んでもいいです。

 

14時事務所に戻る

・銀行に登記完了書類を持って行く

・見積もり依頼があれば、見積書を作成する。

・市役所に必要書類を取りに行く

・法務局から戻ってきた書類をお客様へ郵送準備

・電話対応

16時 相続関係の相談のため、お客様来所

話を聞きながら、必要書類を案内する。

 

17時~18時 権利証の受け取りのため、事務所にお客さんが来店

・経費精算

・帳簿管理

・明日の書類作成など

 

18時以降の過ごし方

事務所によってバラバラです。

 

忙しい事務所で働いていたころは、

日中は銀行等に出かけて、

書類の確認や作成が終わっていないため、

18時以降に明日の書類確認をする、

ということもあり、

帰るころには23時過ぎ、

ということもありました。

 

他の事務所では、

基本的に18時には帰ることができ、

ヨガやフラダンス、スポーツジムに行くなどの習い事をしてました。

 

また、珍しい仕事が来た場合の文献調査は、

電話や来客がない18時以降にすることが私の場合は多いです。

そういうときは、どういう事務所に勤めていても、

ちょっと残業することがあります。

 

独立した現在は、ブログ・youtube・個人的な勉強を18時以降はしています。

だから、帰ろうと思えば、毎日18時には帰ることができます。

 

同じ地域の司法書士や他士業の先生は、

毎日家にお昼ご飯を食べに帰っている、

なんて人も多いです。

 

まとめ

帰宅時間や仕事の進め方は事務所のカラーが出るところです。

経験した事務所でもかなり違いがありました。

・22時過ぎてしまう事務所

・普段は18時に帰られるけど、忙しいと21時とかまで残る事務所

・大体18時に帰ることが出来る事務所

・日中はずっと外にいる事務所

・日中結構暇でやることがない事務所

などなど。

 

残業が多すぎるのが嫌だ!という方は、

面接の際に「何時くらいまで残ってるんですか?」など

さりげなく聞いておく方がいいかもしれないです。

 

こんな感じで私の経験を元にお伝えしてみました。

ではでは!

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私は23歳のときに司法書士試験に合格し、
29歳で独立開業し
3か月で月収100万円を達成しました

でも、司法書士試験受験1年目はダメダメで
全然勉強する気が起きず、
ずっと漫画を読んでサボってしまいました。
試験当日も記述の答案は白紙で提出・・・
そんな怠け者の私が、

「効率の良い勉強法」を開発し、
1年間勉強したところ、
学校やバイト、旅行なども行きながら
見事司法書士試験に上位合格!

そんな私が司法書士受験時代にやっていた勉強の秘訣や、
司法書士として働くって実際どうなの?
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