こんにちは、司法書士のかなです。
今日は司法書士に他の資格は必要なのか？
という話をしたいと思います。
今、司法書士の資格取得に向けて
勉強されている方や、
現役司法書士の方でも、
今後他の資格を取得してスキルの幅を広げたいけれど、
実際どれくらい役に立つのか？
というのが気になる方も多いのではないでしょうか？
今回は、司法書士として開業している私が
実体験からダブルライセンスの必要性について解説していきます！
司法書士に他資格は必要？
結論から言ってしまうと、
個人事業主として稼いでいくなら
「司法書士だけに特化する」
選択がコスパ良いです。
これから、人を雇って大規模に稼いでいくつもりなら
「複数資格があると有利」です。
その理由についてご説明していきますね。
司法書士のダブルライセンス
司法書士とシナジーがある資格としては下記が挙げられます。
・行政書士
・土地家屋調査士
・税理士
・宅建士
これらの資格を司法書士と一緒に持っていると確かに強いです。
ワンストップサービスで1つの案件から
複数の仕事を受注出来るので
単価も上がりますし、
競合から差別化を図ることも出来ます。
私は司法書士だけ資格取得しているのですが、
大きい案件になるとワンストップサービスが出来る
競合に取られてしまうこともあります。
しかし、これらの資格は報酬を貰うまでに現地へ足を運んだり、
作業をする手間が発生する。
というデメリットがあります。
例えば、 土地家屋調査士であれば、
隣家に印鑑を貰ったり、
立会いしたり、
土地の境界の確認をしたりしなくてはなりません。
宅建士であれば、
お客様に立地の状況を説明しなければなりません
（コンビニが近くにあって…等）
その点、司法書士の場合は、
その日に書類を貰って説明をして
法務局に提出して郵送で返すだけで完結します。
実質お客様と会うのは30分ほどです。
他の士業と違い、現地に行く必要がなく、
土地の形状だったりを把握してなくて良いです。
つまりコスパが良いのです。
司法書士に特化するメリット
ダブルライセンスであれば単価は高くなる反面、
手間がかかります。
司法書士に特化すると、
単価は低い反面、
数をこなすことが出来ます。
例えば、同じ時間でダブルライセンスで10件捌くとしたら、
司法書士だけであれば30件くらい捌くことが出来ます。
そのため、ダブルライセンスを持っている人は、
人を雇って組織化している場合が多いです。
逆に資格を持っていないと
専門領域に着手出来ない＝雇えないので、
回せるならかなり優位性はあります。
つまり大きく人を雇って稼いでいくなら他の資格も必要ですが、
個人で稼いでいくなら
司法書士だけに特化することをお勧めします。
個人事業主のダブルライセンスでありがちなのが、
あっちもこっちも手を取られてしまい、
1顧客に対してサービスの質が下がり、
顧客が離れていってしまうという現象。。
複数の資格を持つなら、
ある程度組織化することを想定して
取得するべきです！
また、中途半端に資格を持って開業すると
案件を同業者から紹介してもらえなくなるリスクがあります。
特化すれば、
お互いwin-winな関係で
案件を紹介し合えるというメリットもあるので、
個人なら司法書士だけに特化するのが良いと考えます！
まとめ
以上、今日は司法書士に他の資格は必要なのか？
というテーマについて 話してきました。
司法書士だけで大丈夫なのか・・？と思っていた方も、
個人事業主でコンパクトに稼いでいくなら
司法書士を極めていくことが正解なのか！
ということが分かって頂けたら嬉しいです。
二兎を追う者は一兎をも得ずと言いますからねｗ
この業界は横の繋がりで
それぞれの専門領域を補完し合えるというのも大きいです。
お客様だけでなく同業者から
信頼を得る為にも
専門分野を極めることが重要だったりするので
まずは、脇目も振らず司法書士のスキルアップを頑張りましょう！
ではでは！
私は２３歳のときに司法書士試験に合格し、
２９歳で独立開業し
３か月で月収１００万円を達成しました
でも、司法書士試験受験１年目はダメダメで
全然勉強する気が起きず、
ずっと漫画を読んでサボってしまいました。
試験当日も記述の答案は白紙で提出・・・
そんな怠け者の私が、
「効率の良い勉強法」を開発し、
１年間勉強したところ、
学校やバイト、旅行なども行きながら
見事司法書士試験に上位合格！
そんな私が司法書士受験時代にやっていた勉強の秘訣や、
司法書士として働くって実際どうなの？
といった受験生の疑問に答える
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