司法書士の仕事は子育てと両立できるか?

こんにちは、司法書士のかなです。

今日は、

「司法書士の仕事は子育てと両立できるか?」について話します。

特に女性の受験生の方は気になる方が多いのではないでしょうか??

合格後の就職状況は、都市部では、

年齢、前職、職歴に関係なく就職することが

この記事にも詳しく書いてあります。

では例えば、1歳など小さい子供がいる場合、

就職してから出産した場合は、産休、育休、時短勤務制度などあるのか?

独立してから子供がいる場合は?など、

書いていきたいと思います。

勤務司法書士と子育て

産休、育休、時短勤務などの制度は、就職する事務所によってかなり異なります。

司法書士事務所は個人事務所で数人でやっている事務所が一番多く、

10名〜数百名の事務所で大きい、と言われます。

基本的にはオーナー司法書士が全て決められますので、

所長の方針によりかなり異なります。

所長によっては、四角四面に制度で決まっている企業よりも

柔軟に対応してもらえることもあります。

今まで育休制度を使った実績がない事務所も普通にありますので、

気になる方(出産後もその事務所で働く予定がある方)は面接の際に確認した方がいいです。

勤務司法書士で産休育休を取りつつ子育てをしたいという希望がある方は、

8人以上メンバー(資格者補助者合わせて)がいる事務所をお勧めします。

なぜなら例えばメンバーが3人の事務所で、

仕事量も多く、みんなで協力してなんとか仕事を回している場合、

1人が1年近く休んでしまったら、、、

業務遂行が滞ってしまう気がしませんでしょうか??

もちろん妊娠したからといって退職勧告するようなことは法に反します。

しかし、実際問題仕事が回らなくなってしまうのが初めから見えている場合は、

そこを就職先として選ばないのも手です。

勤務司法書士で子育てと両立して続ける場合は、

・勤務している事務所の制度を使って続ける

・出産前に勤めていた事務所を退職して、子育てが落ち着いてきた頃に、

元の職場に再度就職する又は他の事務所に就職する

このどちらかのパターンです。

司法書士事務所の子育て支援の制度は大手企業と比べると

はっきり言って貧弱です。

ただ、この資格は就職に強いことはメリットです。

例えば、出産後数年間ブランクがあったとしても、

資格があれば正社員としての再就職はかなり容易であると言えます。

また、勤務している場合、基本的に資格がないとできない業務を任されるので、

子育てしている、時短勤務だからと言って、

やりがいのない業務しかさせてもらえない、

ということは他の仕事よりは起きづらいのかなぁと思います。

独立開業している司法書士と子育て

こちらは2つの手があります。

・1人事務所の場合

・人を雇う場合

です。

1人事務所の場合

1人事務所(誰も雇っておらず、全て自分でやっている場合)の場合は、

子供を産むときは数ヶ月休みをもらいます。

そして、その間に受けた仕事は、他の先生にお願いしているみたいです。

司法書士のメイン業務である登記のメリットでありデメリットである、

どの司法書士がやっても、同じ成果物ができる、

というのがこのときは有利に働きます。

司法書士であれば、慣れない取引先だと勝手が少し違って、

戸惑うことはあるでしょうが、登記は滞りなく行うことができます。

出産後は不動産決済の立会いなど、日付が決まっている仕事があるときは、

(当事者にお願いした場合はずらしてもらえることも、あります。)

家族や他の人の助けが必要です。

ただ、そうでない場合、自宅の近くで開業していれば、

少し職場を離れて仕事中に

子供を見に行く、病院に連れて行く、

ということはサラリーマンなどで会社に勤めている人よりは、

やりやすいです。

開業司法書士の場合

自分がいなくても仕事が遂行できるように、

人を雇って自分がいわゆる経営者になっている場合は

かなり両立しやすいのではないでしょうか?

ただ現実、司法書士の場合は、自分が全く業務にタッチせずに

仕事ができるよう仕組みを作り上げている人はかなり少ないです。

(人を雇っていても、お客様に会ったり、最終的なチェックや重要な判断は自分でする人が多い)

ただ、その場合でも自分の業務をお願いできる人がいれば、

子育てとの両立もしやすいでしょう。

経営者というのは結局他の人の時間と労働力をお金で貸してもらっている人です。

その分自分の時間が増えるので自由な時間は増えます。

その自由な時間を子育てに使うのも可能です。

まとめ

以上、司法書士の仕事と、子育ては両立できるのか?というテーマについて

話してきました。

司法書士のメリットの一つは就職に強いことです。

子育て中は、どんなことが起こるかわかりません。

例えば子供が病気で看護が必要になることもあるかもしれませんし、

引っ越しがあるかもしれません。

そんな時でも、ブランクが空いてもまたいつでも正社員として復職できます。

勤務を続けるにしても続けないにしても、思い切って独立するにしても、

その自信を持っていられることは安心感に繋がるのではないでしょうか?

子育て支援の制度に関しては残念ながら事業会社より進んでいるとは言えません。

ただ、夫婦共働きの司法書士が増えたり、メディアで取り上げられる中で、

理解のある司法書士は確実に増えています。

もし勤務として続けるのであれば、そういう司法書士に出会うまで、

事務所を探し続けて欲しいです。

また、思い切って開業するという手段も考えてみて欲しいです。

なぜなら経営者の方が確実に時間の自由はきくからです。

仕事でどうしても納期が迫っていて忙しくて帰れない、

というのはある意味しょうがないことだと割り切れます。

結局やるせないのは、

例えば子供が病気で、本当は家に早く帰って、

子供の様子を見に行きたいのに、、、

緊急の仕事はないのに、、、

定刻まで帰ることができない、、

そんな時じゃないでしょうか??

自分が経営者であれば時間で雇われているわけではないので、

そういうやるせない場面は避けることができるのが

メリットであると感じています。

ではでは。

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私は23歳のときに司法書士試験に合格し、
29歳で独立開業し
3か月で月収100万円を達成しました

でも、司法書士試験受験1年目はダメダメで
全然勉強する気が起きず、
ずっと漫画を読んでサボってしまいました。
試験当日も記述の答案は白紙で提出・・・
そんな怠け者の私が、

「効率の良い勉強法」を開発し、
1年間勉強したところ、
学校やバイト、旅行なども行きながら
見事司法書士試験に上位合格!

そんな私が司法書士受験時代にやっていた勉強の秘訣や、
司法書士として働くって実際どうなの?
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